約 220,457 件
https://w.atwiki.jp/shinkiss_matome/pages/1206.html
Gene21の銀幕に勝負を賭ける者たち!(なんかパチの宣伝みたい・・・) ミツ:ゾンビ型 装備:100均の下僕ゾンビロボ&飛ばすぜ四肢!! 人間なんてだいっきらいだ~!・・・っと復讐の為に神姫による神姫だけの映画なんて企画しちゃったいなかっぺ大将な監督さん。てか作者の『ネタ無くなって来たのでSSwikiのオリ神姫使ってGene Lessしちゃおう!』企画の第一の犠牲者(しかも初めからゾンビ型かよ!) ちなみにゾンビ型MMSについては長屋のご隠居の「神姫長屋の住人達。」参照ですよー♪ シビル:騎士型サイフォス 装備:心にいつもブレイク魂! Gene Lessの1番手なせいか吹っ飛んだ性格のせいかは知らないけど巷では割と人気っぽい通称土方子さん。映画出演したとてそのマイペース破壊精神は一片も失われたりはしませんよ♪(いっそごっそりと無くした方が世のためだって) モデラーさん:20歳模型作家 セリフは少ないけど文字通りそのイージーさでミツを影ながら支えたジオラマ作家さん。どうも彼的には作れさえすればOKってことらしいです。でもさー冷静に考えると1/12でだってジオラマで街一つ作るのって場所も手間もお金も物凄くかかるよね? う~ん侮れない・・・。 にーの丞&おかーさん 最後で試写会見てただけだけど、連続3回出場を果たしたなかよし親子さん。にーは特に映画が気に入ったらしく「ドリるでブレイクですにー!」としばらく家中の壁に穴をあけまくって大騒ぎだったとか何とか(えー) 親方:26歳解体業 出番少なかったので危うく紹介し忘れるトコだった(酷)シビルのマスター。彼も試写会に行き・・・とゆーか撮影時居なかった彼はその時初めて惨状を目の当たりにし「ま・・まさかまた損害賠償を請求でもされたら・・・ガクガクブルブル」と気が気でなかったとか(うわぁ) おまけ:2037年の神姫出演番組一覧♪ 武装神姫2036:大人気の神姫主演割とノンフィクションっぽいTVドラマ! 貴方も私もマジョーラマジョーラ! 武装神姫Forget‐me-not:ヘタレ少年の社会復帰を描いた(違)ドキュメンタリー番組! これを見ればNEET脱出間違いなし!・・・? 武装神姫always together:愛と感動の水曜ドラマスペシャル! あまりの人気(主に種子)で映画化も鋭意進行中! 武装神姫ラジオロンド:神姫の人工声帯のオリジナルデータ提供者による(ナニその取ってつけた裏設定)壮絶カオスラジオ番組! 神姫もたまに(たまにかよ)出演するよ! 武装神姫の化子ちゃん:ネットの片隅でゲリラ連載されている素人ドラマ! 神姫ラーのトラウマを的確につつくいぢらしさに全米が泣いた!(マテ) はじめてのおつかい:にーの丞ちゃんの出演で火がついて、神姫の出演も増えたおつかいドキュメンタリー! 子供とはまた違ったドキドキ感で新たな視聴者層を獲得中! 神姫DEご当地紹介:口コミでつい最近(笑)全国に広がった神姫による郷土紹介TVCM! むやみやたらにチープな銘菓コスプレした神姫達の艶姿が貴方の度肝を抜くぜ! 目次へ
https://w.atwiki.jp/nekokonomasuta/pages/13.html
【武装神姫 MMS,Type FLOWER】 【ZYRDARYA】 「美しい花には棘があるって、ご存知?」 ジルダリアは第四弾としてジュビシー、フォートブラッグと共に発表された武装神姫だ、 副次効果のある武装群、ハイパーモードと呼ばれるパワーアップ等、他の神姫には存在しないトリッキーな装備が多いのが特徴。 その従来の系統と全く違う物を使いこなせるマスターは少ないものの、モノにした場合圧倒的な戦闘力をもたらす。 装甲は平均的に薄めだが、胸部から腹部にかけて完全に装甲版に覆われているなど改善点も多い。 ハイパー・モード時には【フローラルリング】が大型化し、圧倒的な機動力をもたらす。またこの葉をモチーフにしたフィンは非常に硬度が非常に高く、武装としても使用可能である。 【基本能力】 ジルダリアは特殊戦闘のプロフェッショナルである。 そのため戦闘基本値に以下の修正を得る。 【射撃基本値】(+2) 【格闘基本値】(+2) 【回避基本値】(+2) 【特殊】ハイパー・モード 『花粉』3HEX以内に存在する全ての敵の【各基本値】(-1) 【技能】 ジルダリアはキャラクター製作時に、以下のリストから技能を3つ習得できる。 また経験を積んでキャラクターレベルが上昇した場合、3で割り切れるレベル(3,6,9,12……)に到達する度、新しい特殊技能をひとつ、修得できる。 ジルダリア 技能リスト 《追加HP》 《一斉発射》 《ウェポン習熟》 《緊急回避》 《逃走》 《シールドブロック》 《追加SP》 《反射神経》 《連携攻撃》 《タフネス》 《突撃》 《不死身》 《SP回復》 《間接砲撃》 《複数目標攻撃》 【基本性能】 【射撃修正】(±0) 【センサー性能】(±0) 【速度】(5) 【格闘修正】(±0) 【装甲値】 ( 5 ) 【旋回】(3) 【回避修正】(+2) 【HP】 ( 24 ) 【パワー】 ( 5 ) 【シールド値】 ( 1 ) ○ジルダリア(ハイパー)(*1) 【基本性能】 【射撃修正】(+3) 【センサー性能】(±2) 【速度】(6:VTOL) 【格闘修正】(+3) 【装甲値】 ( 5 ) 【旋回】(3) 【回避修正】(+5) 【HP】 ( 24 ) 【パワー】 ( 6 ) 【シールド値】 ( 1 ) 【格闘武器】 名称 /威力/格闘補正/使用回数 格闘 / 6/ ±0 / ∞ モルートブレイド / 8/ ±0 / ∞ グラースプアイビー(1~2) / 9/ -1 / ∞ アレルギーペタル(*2) / 9/ -4 / 3 【射撃武器】 名称 /威力/~5/~10/~15/~20/使用回数/間接/連射 フレグランスキラー(*3) / 6/+4/ - / - / - / 10 / × / × ポーレンホーミング / 8/+5/ +2/ - / - / 8 / ○ / × フローラルリング(*4)/ 10/+3/ +3/ -10 / - / 6 / × / × (*1)HP50%以下で発動 (*2)命中した場合、ダメージを受けた側は1D10を振る。 パワー値以上だった場合、以後(1D3)ターンに渡って【各修正】(-1D6) (*3)命中した場合、相手の装甲を(1D3)減少させる。 再度命中した場合は、前回より1段階減少となる。但し累計が3を超えることはない。 (*4)ハイパーモード時のみ使用可能 【カスタムデータ】 ○ジルダリア(ノーマル) 【部位】 /【CP】/ 【名称】 /【効果】 頭部 / (0)/ / 胸部 / (1)/ トランクチェストアーマー+リーフガントレット /《装甲+2》 《シールド(1)》 脚部 / (1)/ ルートグリーヴ /《回避+2》 背部U / (2)/ フローラルリング /《HP+4》 《ハイパー化》 武装 / (2)/ フログレンスキラー&ボーレンホーミング 計 /( 6 ) ○ジルダリア(ハイパー) 【部位】 /【CP】/ 【名称】 /【効果】 頭部 / (0)/ / 胸部 / (1)/ トランクチェストアーマー+リーフガントレット /《装甲+2》 脚部 / (1)/ ルートグリーヴ /《回避+2》 背部U / (2)/ フローラルリング /《HP+4》 《射撃+3》 《格闘+3》 《回避+3》 《速度+1》 《VTOL》《パワー+1》《追加武装》 武装 / (2)/ フログレンスキラー&ボーレンホーミング 計 /( 6 )
https://w.atwiki.jp/shinkiss_matome/pages/1272.html
クラブハンドVS双子神姫 ~真夏の大決戦!ポロリはないよ!!~ {テスト} 「はぁ~あ、武装神姫達のチームバトルだと?本気でそんな事をやるつもりか??」 「えぇぇ。本気と書いてマジよ」 リビングに置かれているテーブルで煙草を吸いながら俺がダルそうに言う。 姉貴は何時もの調子で俺の断りも無く、また変なイベントに参加させる気満々だった。 「それにこの企画はうちの会社がやっているのよ。そしてうちの会社でバイトをやってるタッちゃん。出ないわけにはいかなのよ」 「なっ…まぁバイトの仕事ならしょうがないか。日取りはいつだ?」 「明日」 「ちょっ!おま!?何で明日なんだよ!!こっちの予定を完全に無視じゃねぇーか!!!」 「何か予定でもあったの?」 「いや、特に何も無いけど。暇があれば寝てるか、あいつ等の遊びに付き合うぐらいか、婪のショッピングに付き合わされるぐらい かな」 「ならいいじゃん。はい、決定。明日、ここに書かれている神姫センターに来てね。時間には気をつけてよ。それじゃまたねぇ~」 紙ぺら一枚を俺に渡し、元気よく笑顔で家から出て行く姉貴。 俺は紙に書かれている内容をそれなりに読み、煙草を灰皿に入れ二階に上がった。 「お~い、お前等全員机に集合ー」 「「「「はーい」」」」 四人の神姫達が同時に返事をし、机に集合する。 俺は椅子に座り、紙をアンジェラスに渡した。 「武装神姫タッグチームバトル運用テスト?ご主人様のお姉さんの会社が提供していますね」 「実際の所、提供と言うより姉貴の会社の計画らしいと睨んでるけどね。俺は」 「そうですね」 「でだ、お前等は意見を聞きたい。無理にやれとは俺は言わない。ただ一応バイト身であり、お前等のオーナーとしてこのバトルに 参加して欲しい」 礼儀として頭を下げる。 すると、四人の神姫達は。 「あわわ、頭を上げてください。ご主人様らしくないですよ」 「そうだよう。いつも通りに『行け!』て、言ってくれればいいんだぜ、ボクは」 「ホント、こいう事だけにはダーリンの律儀さが難儀ですわね」 「お兄ちゃん。お兄ちゃんはいつもお兄ちゃんでいてください」 「お前等…サンキュー」 微笑しながら四人の神姫達の言葉を受け入れる。 やっぱ、こいつ等は好きだ。 普通な人間よりよっぽどいい。 「よし!明日に備えるために今日はゆっくり休めよー」 「「「「はい!」」」」 …。 ……。 ………。 試合当日。 神姫センター集合の前に俺は良く利用す…する程でもない本屋に向かって愛車のスカイライン運転していた。 勿論、俺の神姫達も一緒だ。 ん? クリナーレが俺の頭によじ登って来て、天辺あたりで仰向けで寝る。 おぉ仰向けの状態だからクリナーレの柔らかい胸の感触が…無い。 そうだった。 クリナーレは貧乳だったんだ。 あぁ~残念。 「アニキー。神姫センターに行くには、この道じゃないぞ」 「ちょっとした寄り道。本屋に用事があるんだ」 「本屋?あぁ~、あの誰も店に入らない本屋か」 「…あんまりそう言う事、言わない方がいいぞクリナーレ。…まぁ、確かに客は来なさそうだな」 運転に集中して愛車を走らせる。 それから数十分後…店の前まで来たので愛車を止め窓を開けた。 「ゲッ!シャッターが閉まってやがる!!」 「あらあら、ダーリンったら運が無いですね」 「オカシイなぁ。今日の曜日で今の時間帯なら店を開いてる筈なんだけどなぁー」 「臨時休業じゃないんですか?」 「臨時休業…まぁ仕方ねぇーか。姉貴が言ってた運用テストを終わらせてから出直すとしよう」 窓を閉め再び愛車を走らせる。 にしても、少し気がかりだ。 あそこの店は臨時休業なんて一回もした事ない店なのに…。 そういえば、店長の女は武装神姫を持っていたなぁ。 確かストラーフとハウリン、二人の神姫だったな。 前に来た時、ハウリンの方は健気で真面目そうで、ストラーフの方はダルそうに見えた。 ハウリンはあんな感じなのは解るが、ストラーフの方は俺のクリナーレとはまったく性格違うような気がする。 まぁ、ああいうストラーフもありか。 「あの、お兄ちゃん」 さて、あの女の武装神姫はいいとして。 今は自分の神姫達の事を考えないとな。 「お、お兄ちゃん」 装備はどうしようか? その前に筐体の中はどのようなステージなんだろう。 それに相手が解らない以上、対策もままらないし。 「お兄ちゃん」 ノーマルの武装で行くべきか…いや、もしかしたらコッソリと違法改造武器を使えるかもしれない。 丁度いいテストになるかも。 「お兄ちゃん!」 「うを!?なんだよパルカ。驚かしやがって」 「お兄ちゃんが全然私に気づいてくれなかったのが悪いです」 「そうなのか?いやー、ワリィワリィ。で、いったいなんなんだい??」 「神姫センター、通り過ぎちゃいましたよ」 「…はいぃ?」 チラッと目玉だけ動かし辺りを見ると。 「Noooooooooo!!!!」 ヤッベー、あまりにも考え込みすぎ周りを見てなかったから神姫センターを通り過ぎてしまったー! 俺とした事が…こんなクダラナイ事でミスるとは。 「サンキュー、パルカ」 「いえ、お兄ちゃんのためですから」 パルカに礼を言った後、俺は再び神姫センターに向けて愛車を走らせた。 …ちょっとぐらい遅れてもいいよな。 …。 ……。 ………。 「このバカ弟がー!」 「うぅ、ワリィ」 神姫センターの駐車場に着いて、ドアの入り口前で仁王立ちしてる姉貴に捕まり今の俺は姉貴に説教をクラってる。 ちょっと遅刻したぐらいで叫ぶこともないだろう。 はぁ~、損な役回りだ。 因みに俺の神姫達、アンジェラスとルーナは右肩、クリナーレとパルカは左肩に座っている。 「っで、何で遅刻したの?」 「だから本屋に少し寄り道したのと考え事しながら運転していたら神姫センターを通り過ぎてしまった、てさっきも言っただろう が」 「言い訳無用!」 「…だぁ~、理由を言わせておいてそりゃないだろ。まぁいいや」 「良くない。ほらこれ以上対戦相手を待てせるのは悪いですから行きますよ」 待たせるって…散々俺に愚痴を言っといてそれはねーだろが。 まったく姉貴という人は、やれやれ。 まぁ、そんなそうこうしているうちに俺と姉貴は神姫センターに入りオフィシャルバトル室に入った。 そこには人間が四人と通常の筐体より数倍デカイ筐体がいた。 一人目は長身のオカマ野郎。 二人目はどっからどうみても中学三年生の男。 三人目は二人目の男と同じくらいの中学生の女。 四人目は…。 「あぁー!お前は!!」
https://w.atwiki.jp/shinkiss_matome/pages/1281.html
武装神姫…それはテクノロジーが生み出した全く新しいロボットである。 MMSと呼ばれる基本素体にCSCチップを搭載、さらに様々なパーツを使用することで無限の能力を引き出す事ができるのである。 武装神姫と暮らす日常 第一章『始まりの日』 「………重い」 両手に紙袋を持ちながら卯月は言う。 「がんばって~」 「がんばなのにゃ~」 その前を耿と邏貴を肩に乗せたゆかりが歩く。 「しっかし、姫さんが神姫に興味持つとはねぇ」 手に持っている紙袋の中身を見ながら言う。 中には悪魔型と天使型の武装神姫のパッケージとその他付属品やオプションパーツが入っていた。 「だって耿も邏貴もこんなに可愛いんだもん~」 言ってゆかりは肩に乗っていた邏貴を抱き締める。 「んぎゃ~…く、くるしいにゃ~…」 目をくるくると回しながら邏貴は言う。 「お~い…俺の神姫壊すなよ~…」 「あはは、ごめんごめん」 舌をペロッと出し、おどけながらゆかりは言う。 「そういえば」 「ん、どしたの?」 「神姫って一体でもバカみたいな値段だろ…だから普通は一体ずつ買うものだと思うんだが」 「ボクと邏貴を同時に買ったマスターがそれを言うかな…」 「……一ヶ月ほど食事がレトルトのカレーだけになって…正直な話ちょっと後悔したんだぜ」 苦笑いしながら卯月は言う。 「まぁ…これには深いふか~~~い訳があってね」 「双子設定ぃ~!?」 「うん♪」 素っ頓狂な声をあげ驚く卯月にゆかりは起動手順を説明書で見ながら頷く。 「ふ~ん…結構起動手順複雑なのね……悪魔型の起動頼めるー?」 「それ位いいけど、マスター登録は自分でやれよ」 「わかってるよ」 「それじゃ、起動準備するからCSC三つ渡してくれ」 言って卯月はゆかりの前に手を差し出す。 「はいはいっと」 ゆかりは悪魔型用に選んでおいたCSCのサイファア・ガーネット・トパーズを卯月に渡す。 「っと…さてと、こいつはどんな性格になるのかな~」 言いながら卯月は悪魔型の胸部にCSCを埋め込む。 「えーっと…ここがこうだから…こうして…こうやって……」 ゆかりは説明書を見ながら起動準備に悪戦苦闘する。 「ゆかり…それだとCSCが反対に付くよ」 「えっ?えっ?」 「ゆかりさんゆかりさん、そんにゃ付けかたしたらCSCがへし折れるにゃ~」 「うぅ~…」 耿と邏貴にダメだしされながらも一つずつCSCを天使型の胸部にはめ込んでいく。 「お~い、こっちは準備できたぞ~……起動しちゃうぞ~」 隣で準備をしていた卯月が言う。 「ちょ、ちょっと待ってよ……あとは、これをこうやって………できた!」 CSCの最後の一枚をはめ込みゆかりは言う。 「んじゃま、起動しますか~」 「うん♪」 「じゃ、俺はそっちに合わせるからタイミングよろしく」 「はいは~い、それじゃ~せ~の…ッ!」 言うとゆかりは天使型の起動スイッチを入れ、それに合わせて卯月も悪魔型の起動スイッチを入れる。 「わくわく」 「……」 「さーて、天使になるか悪魔になるか…」 「両方とも居るんじゃないの?」 『BUSOU-SHINKIver1.02 ……Front Lineh製 MMS-Automaton神姫 天使型アーンヴァル FL012 セットアップ完了、起動します』 システムが起動すると天使型の神姫は目を覚ます。 「あなたが……私のマスターでしょうか?」 天使型の第一声にゆかりは首を縦に振り… 「か…」 「「「か?」」」 「かわいいぃぃぃ~~~」 思い切り天使型の神姫を抱き締めた。 「マ、マスター…くる…し…い……ッ」 「ゆかりさん~そんなことをしたら神姫がぺしゃんこににゃっちゃうにゃ~」 「…はっ!」 邏貴の言葉にゆかりは、はっとなり天使型の神姫を床に置いた。 『BUSOU-SHINKIver1.02 ……Front Line製 MMS-Automaton神姫 悪魔型ストラーフ FL013 セットアップ完了、起動します』 システムが起動すると悪魔型の神姫は目を覚ます。 「よっ、気分はどうだい?」 「アンタがあたしのオーナー?」 悪魔型の神姫は正面に居る卯月に聞く。 「いや、お前のオーナーは俺の隣に居る姫さんだよ」 「あーよかった、」 「ん?」 「だって、アンタがオーナーだったら頼りなさ過ぎて泣きそうだもん」 満面の笑みを浮かべながら悪魔型の神姫は言う。 「だーれーがー頼りないだってー?」 言って卯月は悪魔型の神姫の頬をピンセットで掴み… 「んなこというのはこのくちかーこのくちかー!」 思いっきり上下左右に引っ張った。 「ひゃ、ふぁにふるのひょっ!」 講義をするような目で卯月を見て、身を器用に捻らせ… 「ひゃめなさいひぇばっ!」 勢いをつけ、卯月の顎にサマーソルトキックをお見舞いした。 「ぐがっ…」 卯月はそのまま仰向けに仰け反り気を失う。 ピンセットから開放され中を舞う悪魔型の神姫は空中で一回転をしたあと膝を突き床に着地する。 「ふんっ…」 悪魔型の神姫は倒れている卯月を一瞥するとゆかりの方へと歩んでいった。 「っと…アンタがあたしのオーナーだよね?」 「うん、そうだよ」 一部始終を見ていたゆかりは苦笑いをしながら答える。 「そういえば、ゆかり」 膝に座っている耿が口を開く。 「マスター登録しないの?」 「……あ、忘れてた」 『マスター名…鴻乃ゆかり……登録完了…』 ゆかりは二体の神姫に対してマスターの登録をする。 「っと…これで登録は完了…えーっと次はー…」 「神姫の名前の登録だよ」 「名前かー…んーなんて名前つけてあげようかなー…」 口に指を当て天井の方を見ながらゆかりは思案する。 「よし、決めた!天使の方はアエリスで悪魔の方はクラリス」 ゆかりはうんうんと頷きながら言う。 「アリエス…」 「クラリス…」 アリエスとクラリスはその名を噛み締める様に言う。 「気に入ってもらえたかな?」 「はい、いい名前ですね」 「うん、気に入ったよ」 ゆかりの言葉に二人は笑顔で答える。 「それじゃ、二人とも改めてよろしくね♪」 「こちらこそ、マスター」 「よろしく、オーナー」 「マスター、マスター……大丈夫にゃ?」 「ぁー…邏貴…テッシュあるか…?」 「どうしたにゃ?」 「鼻血が…止まらん……」 ―次回予告― 「うにゃ~」 「……(もぐもぐ)」 「にゃ~にゃ~出番まだかにゃ~」 「………(ごっくん)」 「早く華麗な活躍で視聴者をメロメロの骨抜きにしてやりたいのだ~」 「ミミ…私達の出番はまだまだ先なんだから少しは落ち着きなよ」 「ぅー…はいにゃ~…」 「次回、武装神姫と暮らす日常 第二章『神姫姉妹』」 「はらわたをぶちまけろにゃ~!」 続く 戻る
https://w.atwiki.jp/shinkiss_matome/pages/1305.html
犬子さんの土下座ライフ。 武装神姫の呼称は"犬子さん"、オーナーの呼称は"マスターさん"。 ごく普通のオーナーと武装神姫は、ごく普通に購入され、 ごく普通にオーナー登録されました。 でも、ただひとつ違っていたのは、オーナーは機械オンチだったのです。 ヤマもなく、オチもなく、でも多分、意味はあるんじゃないかなーといった、ヌルめな武装神姫SSをどうぞ。 Web拍手 お気に入りいただけたら押していただけると喜びます。 更新情報 【本編】(2008-12-31) ○土下座その17 -二年参り編-を追加しました。 【その他】(2009-1-4) ○第七スレの6さまに頂き物をしたので、飾らせて頂きました。 第七スレの6さまどうもありがとうございます(深々) あわせて、TOPを少しいじってみました。 (画:第七スレの6さま。) ○登場人物および舞台設定 本編 土下座その17 -二年参り編- (2008-12-31) ○無存在 VS 同時存在……あるいは、コドモの思いつき VS コドモの屁理屈。 土下座その16 -神姫三本勝負編・結- (2008-2-4) ○マスターさんのターン → 犬子さんさんのターン。 *鋼の心 ~Eisen Herz~より、どっかで見たような方が 通りがかっています。 土下座その15 -神姫三本勝負編・転- (2008-2-4) ○佐藤君のターン → マスターさんのターン。 土下座その14 -神姫三本勝負編・承- (2008-2-3) ○そして土下座ハウリンの伝説が今、幕を開ける。 *「クラブハンド・フォートブラッグ」より、どっかで見たような方を 噂させていただいております。 土下座その13 -神姫三本勝負編・起- (2008-2-3) ○負け犬たちの作戦会議。 *「鋼の心 ~Eisen Herz~」より、どっかで見たような方を 噂させていただいております。 土下座その12 -卓袱台@楽屋裏編- (2007-10-10) ○ハウリン芸に隠された、真実に迫る! 土下座その11 -卓袱台・オン・ステージ編- (2007-10-10) ○今、新たなるハウリン48の宴会芸が明らかに! 土下座そのじゅう -初陣編・後- (2007-9-26) ○楽しかったか、否か。 土下座そのきゅう -初陣編・前- (2007-9-26) ○勝てるか、否か。 土下座そのはち -お出かけ編・後- (2007-9-21) ○されど土下座魂は消えず。 *「魔女っ子神姫 ドキドキ☆ハウリン」、「妄想神姫」、 「神姫ちゃんは何歳ですか?」「Gene Less」より、 設定を流用させていただいております。 土下座そのなな -お出かけ編・前- (2007-9-21) ○初の土下座なしエピソード。 土下座そのろく -購入秘話編- (2007-9-16) ○わりとノンフィクション。 土下座そのご -約束編- (2007-9-16) ○誰かを真剣に心配することは、美しいこと……だよね? 土下座そのよん -武装編・後- (2007-9-15) ○人と武装神姫は、違うモノ。 でも、相容れないモノってワケでもない。 土下座そのさん -武装編・前- (2007-9-15) ○戦うだけが、武装神姫じゃない。 でも、戦うことだって武装神姫。 土下座そのに -ご挨拶編- (2007-9-13) ○第一印象は大切です。 土下座そのいち -起動編- (2007-9-13) ○なにごとにも最初はあるもので。 コラボ 土下座コラボ その3 -展覧編- ○メール開通記念小ネタその3 神姫愛好者さま宛。 土下座コラボ その2 -輝魔編- ○メール開通記念小ネタその2 妄想の人さま宛。 土下座コラボその1 -遠征編- ○メール開通記念小ネタその1 ALCさま宛。 (リンクは鋼の心 ~Eisen Herz~内のページに通じています) 3Sが斬る! ……は、こちらに移動しました。
https://w.atwiki.jp/nekokonomasuta/pages/32.html
【カスタムルール】 一覧表 【カスタムルール】【装備の追加/換装】 【カスタムポイント】(CP) 【安定性】 【価格:円/神姫P】(βでは未実装) 【サイズ・ラック】 【デフォルトパーツ優遇】 【得意武器】 【武器の持ち替え、換装】 【手持ち射撃武器の固定兵装化】 【サイドボード】 【武器のクロスリンク(CL)化】 【ミサイル弾数の共通処理】 【背部ユニットの複合拡張について】 【背部ユニット分離機能】 【能力変動の上限】 【装備の追加/換装】 カスタムルールの基本は非常にシンプルである。 パーツリストから好きなパーツを購入し、キミの武装神姫に追加するだけでいい。 パーツは取り付ける位置によって分類される。 【カスタムポイント】(CP) パーツには全てカスタム・ポイント(CP)が設定されている。 機体に追加したカスタムパーツのCPを元になった神姫のCPに追加すること。 パーツを新しいものと交換する場合、あらかじめ装備されていた機構のCPを引き、新しいパーツのCPを加える。 外したパーツは、中古品として半額で販売できる。 最終的に改造後の機体のCPが算出できたら、シートにその値を記入する。 重度のカスタムを施した機体を操るには、優れた腕、実力が必要となる。 武装神姫は【本人のキャラクターレベル+5】までのCPを持つ機体を操れる。 機体のCPが【キャラクターレベル+5】を超えると、攻撃判定や防御判定の際、ファンブルしやすくなる。 【安定性】 安定性とは、機体がファンブルを起こす可能性を示している。 通常の機体の安定性は【1】である。攻撃判定と防御判定の際、D20で1の目が出た時にファンブルが発生する。 安定性の数値が高いほど機体は不安定になる。 [安定性]nの機体は、D20で1~nまでの目が出た場合にファンブルする。 機体の安定性は、CPと神姫のキャラクターレベルによって決定される。 【 カスタムポイント / 安定性 】 キャラクターレベル+5以内/ (1) キャラクターレベル+6 / (2) キャラクターレベル+7 / (3) キャラクターレベル+8 / (4) 以降CPが増えるごとに / (+1) プログラムの変更やハイパーチャージャーなどの改造による安定性の劣化は、CPとキャラクターレベルによって安定値を算出した後で適用される。 【価格:円/神姫P】(βでは未実装) 日本の市場でカスタムパーツを購入した場合の標準価格。 基本価格が不明となっているのは、民間市場で購入できないパーツ、もしくは試作品などの機体のパーツである。 円が示されていらず神姫Pのみとなっているものは、バトルポイント景品としてのみ配布されているパーツである。 【サイズ・ラック】 武器パーツは[SS、S、M、L、LL]の5種類に分類されている。 これは携帯性や装着可能量を表しており、神姫本体の予備武装ラックには、[M]までの武器を1つ(SSは2つ)装着しておくことが可能である。 また、一部の防具や背部ユニットには追加ラックが用意されており、通常【追加ラック×1=M】までの武装を装着しておく事が可能。 【サイズ/使用ラック数】 (SS)/ (0,25) (S)/ (0,5) (M)/ ( 1 ) (L)/ ( 2 ) (LL)/ ( 4 ) 【デフォルトパーツ優遇】 元々各武装神姫には、その素体特性に応じた武装がセットされている。 そのため元々装着しているデフォルトパーツをその神姫が装備した場合、各パーツごとに【CP-1】される。 尚、カスタムデータで計算されている式では、既に優遇された状態として記述されているため注意を要する。 【得意武器】 各武装神姫は、象徴となるような武装を1~2種類所持している。 この武装を本来の武装神姫が使用した場合、【命中補正】(+1)のボーナスを得る。 どの武装が得意武器かは、リストを参照。 【 神姫 / 得意武器 】 (アーンヴァル)/(LC3レーザーライフル) (ストラーフ) /(S・R・G・R&フルストゥ・ツイン・ブレード) (ハウリン) /(吼莱一式) (マオチャオ) /(研爪&旋牙) (ヴァッフェバニー)/(STR6ミニガン) (サイフォス) /(コルヌ&デファンス) (紅緒) /(為虎添翼&破邪顕正) (ツガル) /(H・L・M・R) (ジルダリア) /(フログレンスキラー&グラースプアイビー) (ジュビジー) /(ハンマーシード&パウダースプレイヤー) (フォートブラッグ)/(1,2cm滑腔砲) (量産型アーンヴァル)/ 無し (FB-ADAMS-)/(レーザー誘導ミサイル) 【武器の持ち替え、換装】 武装神姫は、予備武装をアクションを消費することなく取り出し、構える事が可能である。 しかし前提条件として素手であることが前提であり、既に持っている武装を収納するのには、1攻撃アクションを有する。 但し、手に持っている武装を捨てて、新たな武装を構える場合は、アクションを消費しない。 【手持ち射撃武器の固定兵装化】 【Lサイズ】以上の手持ち式射撃武器は追加ラックに組み組む時、半格納状態にすることで固定武装としての運用が行えるようになる。 この場合使用するラックは通常の半分になる代わり、背部ユニットとその武器は同一の存在として扱われ、戦闘中その武器の廃棄は行えなくなる。 【サイドボード】 武装神姫はサイドボードに任意の武器を入れておくことが可能。 入る量は 【LL×1(LL武器限定)】 もしくは 【M×2(L以下の武器をサイズ分まで収納可能)】 まで。 状況に応じて武器の取り出しが行える。タイミングは神姫のマスターが自由に行える。 取り出された武器の【CP】はそのまま追加されるので注意。 ラック専用武器で、ラックが全て埋まっている場合、任意のラック上の武器に入れ替える形で換装する。 この場合、それまで装備していた武器は廃棄される。 また、サイドボードの使用を禁止した戦闘も可能。 【武器のクロスリンク(CL)化】 左右に同じ武器を装備した場合、射撃や格闘システムの効率化を行うことによって、まるで1つの武器として扱うことが可能になる。 クロスリンク(CL)化をした場合、以下のように能力修正される。弾数の変化は無し。 威力10までの武器の場合【威力】(+1)、【命中】(-2) 威力11以上の武器の場合【威力】(+2)、【命中】(-4) 片方が失われた場合、通常の武器としての使用も可能。但し、武器を失っていない状態で任意に使い分けることは出来ない。 【ミサイル弾数の共通処理】 ショルダーミサイルでのみ可能。 同じミサイルを複数搭載した場合、射撃システムの統制を行うことで、1つの武器としての使用が可能になる。 弾数が一括処理されるようになり、掃討射撃時の有効性が上昇するが、一斉発射、複数攻撃目標時には1回分の攻撃判定しか行えなくなる。 【背部ユニットの複合拡張について】 背部ユニットは、複数のユニットを組み合わせて、大型ユニット化とすることも可能となっている。 その場合、通常はCPを重ねて加算していくが、同型のユニットを複数使用する場合、同じ構造であり比較的扱いやすいため、2つのユニットの合計値より【CP-1】が適応される。3つ組み合わせた場合は合計値より【CP-2】、4つの場合は【CP-3】となる。 但し元々のCPが1以下のパーツの場合、この効果は適用されない。 尚、背部ユニットにはそれぞれサイズが決められており、【合計(8)】以上となる組み合わせを行った場合、8を1上回るごとに【格闘・回避】修正に【-3】のペナルティを受ける。 【背部ユニット分離機能】 背部ユニットは分離することが可能。移動前後に分離可能とする。 分離した場合、背部ユニットにより変動していた数値は全て撤廃され、本体側の武装のみの数値に変化する。 ダメージを受けていた場合、【HP-分離後HP】分のダメージは消滅。 それ以上のダメージを受けていた場合、本体側に差額分のダメージが継続されて適応される。 【能力変動の上限】 装甲値は最高でも【装甲10】とする。これ以上になった場合、武装神姫はその装甲重量により能動的な行動を取ることが出来ない。 また、各修正値も最高(+10)までとする。 修正値が(+5)を上回る場合、【(累計上昇値-5)÷2(切捨て)】+【+5】として計算を行う。
https://w.atwiki.jp/shinkiss_matome/pages/2831.html
ぶそしき! これから!? 第0話 『トモダチ』 0-2 「着いたー」 自転車で行くこと15分ほど、今回の目的地の神姫センターに到着する。 入るとまず目につくのは大型のモニターだ。 新しいゲームのCMや、バトルで神姫が戦っている様子が映し出される。 改めて周りを見渡すと、大勢の人に各種のゲームに幾つもの神姫のバトル用の大型筐体、そして武装神姫の素体やパーツなども売られている広い販売コーナーが目に入る。 「おー……」 ふと筐体の映像に目を見やると、闘技場らしき場所で凶悪な手脚そして重装甲の青髪の神姫と鎧を身にまとい大剣を持った神姫が切り結び、激突する様が見られる。 別の筐体では、荒野の空に舞う神姫の姿が見える。 大きなウイングユニットを背負い、手に持った長大なレーザーライフルで他の神姫達を撃ち落としていく白い神姫の姿が映る。 どことなく似たような雰囲気の装備を身に纏い、緑の剣と赤の剣で切り結ぶ白と黒の神姫の姿も見える。 そんな幾つものバトルの様子が少年の目に映る。 「――あ、いけない」 思わずバトルに目を奪われるが、本来の目的を思い出して販売コーナーに向かう。 「う~ん……」 少年は棚を見渡しながら移動する。 神姫のパーツが単品で売られているコーナーを抜け、神姫用の服やアクセサリーなどがある場所に出てしまう。 色々と目移りしてしまうが、目的地はパーツの所ではない。 そうしていると、上から声がかけられる。 「お客様、なにかお探しでしょうか?」 「え?」 視線を上に向けると、そこにはフライトユニットを装備して、風に吹かれる風船かなにかのように穏やかに飛んで来る金髪の白い神姫がいた。 少年の近く、目線の位置まで来るとそこで静止し、高度を維持する。 「天使型MMSアーンヴァルのアリシアと言います。この神姫センターの店員神姫の1人です。 お客様、なにかお探し物がありましたら、ご案内させていただきます」 ぺこりと一礼し、にっこりとした営業スマイルで自己紹介と少年に提案する神姫のアリシア。 その提案に思わず頷いてしまう。 「あ、その、武装神姫があるところを探してる……んです」 「分かりました。こちらにどうぞ」 アリシアが場所を案内してくれる。 まずは武装と素体が一緒になったフルセットの棚に向かう。 「……」 アリシアの先導にしたがって行く。 少年はなんとなく気まずさを感じて、話しかけてみる。 「え、え~と、あのさ……」 「はい?」 「武装神姫ってバトルでレーザーや弾を撃ったり、剣で切ったりしているけど、もしかして子どもが買うのは危険だったりする?」 先ほどのバトルを見て、思いついた話題を振る。 そんな話題を振られたアリシアは、ニコニコとした営業スマイルのままだ。 「いえ、そんなことはありませんよ。もしよろしければ、少し長くなりますが説明させていただきましょうか?」 「あ、うん。頼むよ」 アリシアが少年に向き直る。 そして、小さな先生が生徒に授業をするかのように説明を始める。 「武装神姫はロボット技術の結晶とも言える商品です。 心と感情を持ったフィギアロボットであり、人間のパートナーです。ソフト面でもハード面でも安全なように考慮されています。 もちろんマスターとなった方に尽くしますし、倫理プログラムで人間に危害を加えることはありません 武装も銃弾などはあくまでゲーム上のエフェクトですし、剣も切れるのはヴァーチャルバトルの中だけで、実際には切れるような刃は付けられていません。 ここまでよろしいでしょうか?」 「う、うん」 「神姫バトルは、バーチャルとリアルがあります。 リアルも神姫センターなどで行われるものはルールにのっとって行われる健全なゲームであり、言わばマスターと神姫達のスポーツのようなものです。事故がないよう、日々努力と改善が行われた結果、今の神姫バトルがあります」 「うん。武装神姫が危険なものじゃないことは分かったよ」 アリシアの説明を聞いて、少年は武装神姫のことについて少し理解できたように思う。 そんな少年を見て、アリシアはもう少しだけ説明を続ける。 「ありがとうございます、お客様。もう少しだけ続けますね。 神姫のマスターの中には、さらに刺激を求めて通常のルールに縛られないストリートバトルを行う方々がいます。これは勿論危険ですので、もし誘われるようなことがあっても参加しないでくださいね。なにかあったら悲しむのは、マスターやその神姫ですから」 「……」 思わず黙り込んでしまう。 最後の一言に、少年はなんとなくアリシアの真摯な想いのようなものを感じる。 「長々と申し訳ありません。……あ、案内を再開しますね」 「う、うん。ありがとう」 ニコニコとした営業スマイルのアリシアを追う。 「ここです、お客様」 アリシアの案内で目的の場所に着く。 「……う~ん」 棚に置かれた商品に目をやり、その値札を見て少年は思わず腕を組んで唸る――高い。 高いだろうとは思っていたが、想像していたものよりさらに1つ桁が多い。 「お客様、なにかお困りですか?」 「あ、うん……武装神姫って高いんだね……」 声をかけてきたアリシアに思わず、素直に困っていることがこぼれ出ててしまう。 そんな言葉を聞いてアリシアも少し困ったように笑う。 「あ、あはは……、そうですね。 武装神姫はフルプライスですと、良いパソコンと同程度のお値段になります。 お客様位の年齢ですと、ご両親やおじいちゃん、おばあちゃん、年上のお兄さんお姉さんなどに買ってもらうことがほとんどです。中には、お年玉とお小遣いなどを貯めて買うツワモノな方もいますけど」 「そ、そうなんだ……」 アリシアの説明を聞いて、武装神姫を買うのは、やっぱり難しいのかなーと思ってしまう。 「武装抜きの素体だけなら、もう少しお求めやすいお値段になるのですが……」 「う~ん、ちょっと安くなったぐらいじゃ……」 アリシアは少年の様子を一見する。 やはり、手持ちでは購入は難しかろうと見切る。 「失礼ですがお客様の年齢ですと、武装神姫の購入には保護者同伴か、同意書が必要となります。 購入の際にはご家族とのご相談が必要かと思います」 「え、そうなの?」 聞き返すお客様に、アリシアはさらに話を続ける。 「ご家族様に相談する前に、どんな神姫が良いか決めておくとお話しやすいかと思います。 なにかご希望の神姫はございますでしょうか?」 「そうだなぁ……」 営業スマイルを崩さず、悩むお客様をアリシアは見つめる。 「……分かんないなぁ。え~と、アリシア、さん。何かオススメはありますか?」 少し考え、具体的なイメージがわかず、少年はよく知っているだろう相手に尋ねる。 「アリシアでいいですよ、お客様。 でも、そうですね。神姫をおすすめするならば――」 一拍置く。しかし、それは逡巡によるものではなかった。 「――天使型MMSアーンヴァルがいいと思います!」 ドンと擬音がつきそうな位に言い切るアリシアさん。 営業スマイルのままだが、なにか妙な迫力を感じさせる。 「性格は真面目でマスターの言うことをよく聞く、従順で良い子たちです。愛情を注いであげれば素直に応えてくれます。 武装は高機動空戦型で、飛べるのはバトルでも日常生活でも大きなアドバンテージです。日常生活でも使えるフライトユニットはお高いですけど。 武器は近接戦のライトセイバー、近距離のハンドガン、中距離はマシンガン、遠距離は強力なレールガンにレーザーライフルとオールラウンダーでどの距離にでも対応できます。武装神姫の初期に販売されたものですが、アップグレードを繰り返されていますので最新のものに見劣りすることはありません。 初めて神姫を持つ方にとてもオススメです!」 笑顔のまま一気に説明し切るアリシアさん。 その勢いに押される少年。 「……あ、あれ! あの神姫についても教えてよ!」 直感的に話を変えた方が良いと思った少年は、公園で見た神姫と同型と思われるパッケージの説明を求める。 「あ、はい。あれは猫型MMSマオチャオです。 性格は一言で言えばネコです。 自由気ままでハイテンション、一緒にいると騒がしいけど元気になれる。そんな神姫です」 アリシアはまずは性格面での説明を行う。 今度は少年の様子を見ながら説明を行う。 「武装はクローにナックル、そしてドリルの近接戦特化の仕様です。 相手に近づいて殴り倒すという、単純明快なコンセプトがバトル初心者の方にもわかり易いです。 サブウェポンのプチマスィーンズを使ってのトリッキーな戦い方もできますけど」 今度は武装面での説明を行う。 「武装とその性質に癖はありますが、その性格で子どもの遊び相手に人気の神姫です。 中にはペット代わりとして、購入されるお客様もいます」 最後に総評して締めくくる。 今回は相手の反応を見ながらの説明のためか、神姫について初心者の少年でも理解しやすかった。 「へえ、あの時見た神姫ってマオチャオって言うんだ。……確かにテンション高かったなぁ」 少年はふと、見上げて公園で会った神姫のことを思い出す。 今アリシアに説明されたのとイメージが一致する。 「……ん?」 ちょうど上の棚が目に入る。そこにはアーンヴァルのものとは違う、鳥のような翼を持った神姫の姿があった。 「ねえ、アリシア。あの神姫なんて言うの?」 「はい、あれはセイレーン型MMSのエウクランテです。 武装が格好よくて、しかも合体変形機能付きで男の子に人気です。 性格も真面目な良い子ですよ」 少年の興味を持った神姫の簡単な説明をするアリシア。 この後、少年は他の神姫もアリシアに説明してもらい、最後には神姫購入のための保護者同意書の用紙ももらった。 ――少年が神姫のマスターになるまであと23時間 前へ / 次へ トップページ
https://w.atwiki.jp/gamemusicbest100/pages/5277.html
ぶそうしんき バトルマスターズ マーク2 機種:PSP 作・編曲者:ベイシスケイプ(並木学、上倉紀行、工藤吉三、阿部公弘)、Sota Fujimori、マーヤ、真下正樹、Re;versible、大貫和紀、堀田星司 開発元:ピラミッド 発売元:コナミデジタルエンタテインメント 発売年:2011年 概要 『武装神姫 BATTLE MASTERS』のアップグレード版。 収録曲 曲名 作・編曲者 補足 順位 ラビリンス 真下正樹 歌:MIQ、作詞:真下裕子 Introduction 並木学 Battle "Coliseum" ver.2 工藤吉三 Battle "Sky" ver.2 上倉紀行 Battle "Black blizzard" ver.2 工藤吉三 Battle "Ruins" ver.2 Battle "Waterfall" ver.2 Battle "Examination room" ver.2 上倉紀行 Battle "Tube" マーヤ 2011年239位 Battle "Plant" 上倉紀行 Battle "Versus 01" Battle "Versus 02" Sota Fujimori Throb! Throb!! 上倉紀行 Christmas In 2040 孤高のカタルシス Re;versible 歌:実谷なな、作詞:Re;versible After Terrorism 上倉紀行 Okuni's Theme 工藤吉三 Mimic's Theme 上倉紀行 Battle "Triphantom" 工藤吉三 2011年122位第2回マイナーゲーム304位PSP91位 In The Building 上倉紀行 Revealing 阿部公弘 Strongest AI 工藤吉三 Battle "Despair" Battle "The Last" 上倉紀行 第2回ラストバトル384位 か弱き十字架の愛 Arrangement version 大貫和紀、堀田星司、上倉紀行 True Master 上倉紀行 か弱き十字架の愛 大貫和紀、堀田星司 歌:KEI、作詞:mitsu サウンドトラック 武装神姫 BATTLE MASTERS Mk.2オリジナルサウンドトラック PV
https://w.atwiki.jp/bj_x/pages/26.html
クリスマスイベント 大晦日、正月に続く冬の3大イベント 毎年12月25日に行われる プレゼント配布と、給与時手持ちのエッグの成長率が最大になる
https://w.atwiki.jp/shinkiss_matome/pages/1868.html
・・・。 仙台港で、名残惜しそうに。それでも笑顔で手を振ってタラップ・エスカレーターを降りていくヤヨイとマーチ。 それを手を振リ返して見送ると、レオは目を細めた。 「うん? 楽しかった」 「はい」 降りたのはヤヨイ含めて数人。反して東北地方最大級の港町で乗り込んでくる人数は、この時勢でもそれなりに多いはずだ。船内も少々は賑やかになるだろう。 「良い、友達が出来たかな」 「・・・」 答えが無い事に、レオはノーヴスが顔を出しているポケスタを見やる。 「何か。あったのかい?」 「いえ・・・。そう、です」 ノーヴスは眠そうな瞳を閉じ、思い出すように言った。 「気になっている事が、あります・・・彼女は・・・」 どこか嬉しそうに。 「純粋に。武装神姫・・・では、ないのかも知れません」 「不思議なことを言うね。だけど、マーチはジュビジーだと思ったけど」 「はい・・・。ですが・・・」 そう。何というべきか。 「気配」を感じたのだ。武装神姫じゃない、もっと。確かに違う何か。 神姫である事は確か。しかし、武装神姫とは違う別の方向性、違う物を彼女には感じた。 初めての感じではない。いつしか知っている雰囲気。 この何かを以前に感じたのは・・・いつだったか。 その向こう側には。確かな想いが見え隠れしていた。 「・・・笑顔」 「うん?」 ノーヴスは、ふと。その言葉を紡いだ。 「笑顔で出来ている、神姫」 「そうか。それは、きっと良い事だね」 「・・・はい」 レオは、それ以上詮索しようとしなかった。 2037の彩 彩・第二話 第一幕